新築一戸建てを建てる際、やっぱり気になるのが建築コスト… でも、一般的にシンプルな家ほどローコストなのは何となく分かりますよね。 住宅の形状や間取りが複雑になればなるほど、その建築費用も高くなっていきます。 これは当然です。 単純に考えると面積が増えるから…。 ですから、ローコスト住宅を目指すためには、できるだけ無駄な部分はそぎ落とすこと。 できるだけシンプルな家を設計することが大切なのです。 でもここで面積ばかりとらわれすぎることも注意が必要。 建築コストの単価を考える場合、どうしても平面的な延べ床面積だけを意識しがちですが、でもそれだけじゃダメ! 建築費用を抑えて、ローコスト住宅を実現させるためには、延べ床面積だけじゃなく、体積のことも考えることが必要なのです。 体積を考えることで建築コストをより正確に割り出すことができるし、より一層のローコスト住宅が実現できます。 たとえば吹抜けです。 我が家の積水ハウスシャーウッドはリビングに吹き抜けを設けました。 それが原因で基礎が高かったり、天井が高かったり、その空間を保つために強度の強い梁が必要でした。 これで建築コストが若干高くなってしまったわけです。 体積が大きくなればなるほど表面積は多くなり、住宅建材の量も増えます。 ローコスト住宅を建てたいと思うなら、この「住宅の体積を考える」という視点はとても大事。 延べ床面積だけじゃなく体積のことも考えながら、しかもシンプルな空間を作り上げること… これが積水ハウスなどのようなハウスメーカで建てる、ローコスト住宅の近道なのです。