10坪の狭小住宅ってどう思われますか? もし建坪10坪しかない土地に家を建てなければならない場合、どうすればいいでしょう? こんな投稿をよく見かけますよね。 将来的なことも考えると、10坪は小さすぎるような気がします。 ある知り合いの工務店から聞いた話ですが、いくら核家族化が進んだとはいえ、狭小住宅として快適に過ごす間取りは最低40坪前後の広さが必要だそうです。 ところが最近、狭小住宅の考え方が変わってきているんです。 その背景には注文住宅で建築家に設計を依頼し、間取りを工夫したり、3F建てや地下室などを設けたりすることで、意外と快適な暮らしが実現できるようになったのです。 その背景には、狭小という限られた空間を活かす設計があるんですね。 狭小住宅の設計はとても難しい。 しかし、狭くても設計の工夫次第で広くみせることは可能ですし、地元で活躍する建築家に設計と設計監理を頼めばよい建物が期待できるんですね。 実例としてもかなり多いです。 ただ狭小住宅を建てる場合、注意しなければならない事もあります。 それは地盤の状況や土地条件(法規制)の確認なんです。 特に3F建てを建築する場合、地盤に強度が必要ですが、もし強度がなければ地盤改良を行うことにもなります。 また、狭小住宅は一般的な建築基準法にそぐわないケースがあるので、建てようと考えている土地の用途地域、角地、建蔽率、容積率、防火/準防火指定の有無など、法規制からも十分調べておく必要があります。 なにより、敷地条件や家族構成・ライフスタイルが個々に違うので、狭小住宅を得意とする建築家などに設計を依頼することをオススメします。