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1月 13, 2013の投稿を表示しています

積水ハウスは窓に発生する結露よりも壁内結露防止に力を入れている

積水ハウスのような大手ハウスメーカーの結露防止対策には、住宅構造上にどのような工夫が施されているのかご存じでしょうか? 我が家は積水ハウスシャーウッドの注文住宅ですが、間取りや設計の打合せ時にその結露対策について担当設計者へいろいろ聞いたことがあります。 そして結露しない住宅仕様にしてくれるよう頼んだことがあるんです。 新築一戸建てを建てる前、我が家は社宅を転々として暮らしていました。 転勤するたびに新しい社宅に2~4年間すんでいたわけですが、寒い冬の季節がやってくると、窓に決まって結露が発生していたのです。 つまり、このような過去のつらい経験から、新築時には絶対に家の結露対策を十分に施そう… そう考えていたからです。 ですから、打合せの際に今後を新築を見据えて、予算内でできる限りの高気密高断熱仕様の住宅にしたかったのです。 積水ハウスシャーウッドの設計担当者と結露について話していた際に、説明されたこと… それは、シャーウッド構造は「断熱仕様よりも壁内結露対策をよくしている。」ということでした。 シャーウッドの断熱材はロックウールで、構造材の外側と柱間に充填するといった方法をとっていますが、性能は省エネ基準をクリアするレベルの2.3~2.5で、特別に高い気密性というアピールではありません。 結露で一番怖いのは、一般的に室内で発生する結露よりも壁内に起こる結露です。 新築一戸建ては高い費用をかければ、高断熱・気密性を実現できますが、壁内結露の対策についてはそう上手くいきません。 つまり、積水ハウスの気密性・断熱性の考え方は、隙間がある方が構造材にもいい影響を与えるという発想のもので、室内に発生する結露対策ではなく、壁内結露対策を重要視した家だということを、理解しておいた方がよさそうです。 >施工の工夫で実現できる壁内結露の防止対策

積水ハウスのペアガラスに結露が発生する原理!

結露が発生する原因を難しく説明すると、空気中にある水蒸気が飽和水蒸気量を超えてしまうことで発生するということです。 もっと簡単に大まかに言うと、窓際の湿度が100%を超えてしまうと結露するというわけです。 飽和水蒸気量とは、空気中に溶け込める水の量のことで、この水の量は室内温度によって飛躍的にふえます。 でも、寒い冬の窓際の温度は低いですよね。 ですから、温度の低い窓際には空気中にとけ込めない水蒸気が水滴としてベッタリと出没してしまうわけです。 たとえペアガラスでも窓際の温度が下がれば、どんな住宅でも結露してしまう… ということでしょうか。 でも、積水ハウスの扱っているペアガラスは何重ものガラスによって合わさっている遮熱断熱複層ガラス窓です。 寒い冬の温度でも、通常の積水ハウスのガラスはほとんどクリアなままで結露しない「複層ガラス」で、二層になってるガラスなんだとか…。 2枚の間の空気層が、暑いときには熱を吸収してカットし、寒いときには熱の放出を防ぐ効果があります。 積水ハウスのペアガラスは空気層が12mmあり、断熱効果が非常に高く、さらにガラスには特殊金属膜がコーティングされていて遮熱性も高いのですが、我が家の4人が寝る2階の寝室は結露してしまうのです。 このような結露が発生する原因を考えると、結露しない窓なんてないのでは… そんな気持ちが沸いてきますよね。 >ペアガラスに結露が発生してしまった! >積水ハウスは窓に発生する結露よりも壁内結露防止に力を入れている