庭造りの植栽は好ましくない背景を隠したり、外部からの視線をさりげなく遮ってくれます。 せっかく新築一戸建てのマイホームを建てたのに… 「好きな花を植えても、外側の道路から丸見えで、通行者の視線が気になる…」とか、「庭の外側からの視線が気になって、テラスやウッドデッキでお茶も楽しめない…」 という悩みは結構あるんじゃないかと思います。 でも、やみくもにフェンスで囲ってしまうのはどうも… と考えてしまいますよね。 このような場合、植栽を用いた庭の目隠しが有効です。 植栽の樹木の配置や高さを工夫することで、外からの視線や背景をさりげなく遮ることがでるようになるからです。 一般的に電柱などを隠すためには高さ3m程度の、高木の植栽が適してますし、人の目線を遮るためには1.8m程度の中木常緑樹が適してます。 庭が広くなくて、高木を植えるスペースがない庭の場合は、トレリスやオベリスクなどを設けてつる系植物を絡ませる方法だってあります。 トレリスと聞くとフェンスとイメージしがちですが、そうではありません。 植物を絡ませるための格子状のスクリーンのことをトレリスといって、そのスクリーンにツルバラやカロライナジャスミンといったツル系の植物を絡ませていくものです。 斜め格子に組んだ骨組みのラティスフェンスもトレリスのことです。 オベリスクとはアーチ状に組まれた格子で、軽量な強度のある斜め格子や縦横格子のものもあります。 植栽の目隠しは全面を隠さなくても、一番気になる位置にシンボルツリーを1本植えるだけで気分は変わります。 庭を魅力的に見せるためにも、格子と植栽のコンビネーションで積極的に隠すことがおすすめだと思います。 >目隠し効果の高い和風住宅の庭造り