間取りを考えている時は、平屋が可能ならどう考えても平屋にすべき… そう思ったことが何度もあります。 なぜ新築一戸建てを2階建てにするのか… 結論はこうです。 積水ハウスで2階建てを建てる人は、みんな仕方なく2階建てにしているのではないか… そう思います。 どう考えても平屋建ての間取りの方が優れているからです。 階段もないので日々の上り下りもない。 広い空間ができるのでコミュニケーションが図れるなど、メリットの方が多い。 平屋建てを建てられる土地さえあれば、実用上、平屋の間取りに後悔することなんてないような気がします。 ただ注意しておくべきことがあります。 それは周囲が2階建ての街並みの時です。 つまり一軒だけ平屋建てがあると、日当たりも心配だし、平屋だけ家が浮いてしまう… 外から見ると、平屋建てに対してこのようなイメージを持たれる可能性があります。 実際はそんなことは無いのですが… もう一つ注意すべきこと…。 それは屋根です。 平屋建ての場合、屋根はできるだけ大屋根にした方がいい。 そうすることで平屋建ての印象がガラッと変わりますから。 同じ50坪の家で考えると、長方形よりも正方形に近い方が、屋根の頂点が高くなります。 古典的な日本の瓦屋根はほとんどが四寸勾配です。 二寸勾配とかだと屋根がほとんど平坦になってしまい、見た目もやはりみすぼらしくなってしまいます。 ですから平屋建ての屋根は四寸勾配の大屋根にすることがいい… 平屋建てが一番美しく、そして高級感がでます。 外観の見た目、周囲の二階建てに見劣りしない立派な構えができるのです。