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1月 26, 2014の投稿を表示しています

シャーウッドのホワイトウッド構造材が水に濡れると腐りやすい…のウソ

積水ハウスシャーウッドの構造梁材として使用される「ホワイトウッド」について、ネット上ではいろんな批判や憶測が飛び交ってます。 所詮はホワイトウッドと言っても白木だし、水に濡れると腐りやすい木のなのでは… そう考えれられているのが一般的ではないでしょうか。 でも、実際にシャーウッドの集成材はたとえ水に濡れても強度は落ちません。 なぜかというと、集成材として高圧プレスで固められているため暴露試験や数ヶ月水中にさらしても、ほとんど耐久性には問題が生じないことを実証済みだからです。 しかも、構造材は年中風雨にさらされる訳じゃありません。 ウッドデッキなどのような環境であれば腐りにくい材質を選ぶ必要がありますが、構造材は外壁材に囲まれていて、通風も配慮されているの水にさらされるということがないのです。 つまり、使われる環境が全然違うということで、建築建材の躯体として使用する分には全く問題ないと言われています。 では、なぜネット上で国産材ではないといけない… という話題が依然としてかかれているのかおわかりでしょうか? 私が思うに… 国産材でないといけない…ということではないでしょうが、ホワイトウッドは北欧の木であり、国内産でないがためのいろんなしがらみが業界の中には暗黙の了解としてあるような気がします。 あと、国産材はコストが高いという問題も大きいと思います。 そんなことうよりももっと注意すべきことは何かというと、結露や通気などの温熱環境対策、そしてシロアリなどの外敵の対策をきちんとすれば問題なくいい家づくりができる…ということます。 もし耐久性の高い国産材の樹種を構造材として使用したとしても、この対策を疎かにすれば家の基礎部分が腐り、シロアリの餌になります。 ホワイトウッドだからというだけで、家の寿命が短くなるなんて言うのはそもそも間違いなのです。 いずれにしても建築の材料や工法は多種多様な賛否両論、いろいろな情報がありますが、これから一戸建ての家を建てようと考えている方々にとっては、どれが最良の選択なのか見極めるのはそんなに難しくはない… そう思います。 私が思うにこれらを客観的かつ経験なことを踏まえながら語れる人など、ほんの一握りしかいないと思うので、もっとホワイトウッドの良さに気付くべきなのです。 >