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積水ハウスは窓に発生する結露よりも壁内結露防止に力を入れている

積水ハウスのような大手ハウスメーカーの結露防止対策には、住宅構造上にどのような工夫が施されているのかご存じでしょうか?

我が家は積水ハウスシャーウッドの注文住宅ですが、間取りや設計の打合せ時にその結露対策について担当設計者へいろいろ聞いたことがあります。
そして結露しない住宅仕様にしてくれるよう頼んだことがあるんです。

新築一戸建てを建てる前、我が家は社宅を転々として暮らしていました。
転勤するたびに新しい社宅に2~4年間すんでいたわけですが、寒い冬の季節がやってくると、窓に決まって結露が発生していたのです。

つまり、このような過去のつらい経験から、新築時には絶対に家の結露対策を十分に施そう…
そう考えていたからです。

ですから、打合せの際に今後を新築を見据えて、予算内でできる限りの高気密高断熱仕様の住宅にしたかったのです。

積水ハウスシャーウッドの設計担当者と結露について話していた際に、説明されたこと…
それは、シャーウッド構造は「断熱仕様よりも壁内結露対策をよくしている。」ということでした。

シャーウッドの断熱材はロックウールで、構造材の外側と柱間に充填するといった方法をとっていますが、性能は省エネ基準をクリアするレベルの2.3~2.5で、特別に高い気密性というアピールではありません。

結露で一番怖いのは、一般的に室内で発生する結露よりも壁内に起こる結露です。
新築一戸建ては高い費用をかければ、高断熱・気密性を実現できますが、壁内結露の対策についてはそう上手くいきません。

つまり、積水ハウスの気密性・断熱性の考え方は、隙間がある方が構造材にもいい影響を与えるという発想のもので、室内に発生する結露対策ではなく、壁内結露対策を重要視した家だということを、理解しておいた方がよさそうです。


>施工の工夫で実現できる壁内結露の防止対策

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