玄関に収納したいもののリストアップが終ったら、考えておきたいことがあります。
それは、それをどのように収納するか…です。
つまり収納方法を少し考えればいいのです。
玄関収納のプランニング方法には、大きく分けて二つあります。
一つ目は、玄関から続く場所(隣)に、納戸のように収納スペースをプランニングする方法。
もう一つは玄関や玄関ホールの壁面を使って収納を設ける方法です。
一つ目の納戸スペースを設ける方法は、シューズインクロークやシューズクローゼットといわれるモノで、玄関とは別の場所に収納スペースを確保するプランです。
最近の分譲マンションでも「シューズインクロゼット」といわれる名称で表示され、取り入れている例も見かけるようになりました。
このスペースの一番の魅力は、何といっても玄関の隣に靴を履いたまま出し入れできる…ということです。
そんな収納部屋を設けることで、靴だけでなく、キャリーや三輪車、ゴルフやスキー用品など大きなもまで収納できてしまいます。
また、雨に濡れた衣類や買物品などの一時置き場にもなります。
でも、シューズインクロークやシューズクローゼットには、単純な問題があります。
それは、それ用の間取りのために延べ床面積が広くなってしまうということ…
玄関そのものをすっきりと保つことのできるこのような収納方法は、ある程度のスペースがないとプランニングができません…
そんなデメリットもあるのです。
もう一つの収納方法、壁面に設置する収納設備は、おなじみの靴箱・下駄箱のようなスタイルから自由に組み合わせることができます。
今では、各メーカーからシステム収納としてバリエーション豊かな商品プランが提案されています。
そんなシステム収納は、扉材だけでなく、カゴや引き出しなど細かな収納パーツも用意されていますので、収納するモノや数、間取りに合わせて自由に選ぶことができます。
そのことが一番の魅力なのです。