玄関ポーチは、一般的にいうと玄関扉前の庇(ひさし)があるスペースのこと。
通常は、玄関前のアプローチ部分から数段程度高いスペースです。
我が家の一戸建ての失敗談ですが、我が家の積水ハウスシャーウッドは都心に建てたことから、十分余裕のある広さの玄関ポーチを取ることができませんでした。
でも、よく考えてみると玄関は日々使うところです。
それだけに、玄関ドアを開けた状態で、ゆったりと立つことができるような広さの玄関ポーチをできるだけ確保した方がいいのです。
そこで、意外とおすすめなのが横にスライドさせて開閉する引き戸。
この引き戸の玄関のメリットは、何といっても限られたスペースで広い開口部を得られることです。
前後に開閉させる開き戸の場合、扉の開閉スペースがどうしても必要です。
しかし、引き戸の場合は、そのスペースを確保する必要がありません。
また、開け放しておいても、扉が邪魔にならないし、通風を確保することもできます。
好きな位置で止めておくことも可能ですし、ドアストッパーも必要ありません。
例えば玄関まわりのスペースにゆとりがない場合、開き戸の開閉スペースを確保するとポーチ部分が狭くなってしまうような間取りや玄関扉を開けるとすぐに門扉があったりします。
玄関前がすぐに道路に面している敷地条件であれば、なおさら開き戸よりも引き戸の方がずっと使い勝手がいいですよ。
また、ビルトインガレージやカーポートスペースが玄関アプローチを兼ねるような敷地プランの場合、玄関扉が引き戸であれば、車のスペースに余裕が生まれます。
しかも荷物の出し入れがとても楽になったりもします。
どうですか?
玄関ポーチの広さに余裕がなければ、ゆったりと立つことのできる玄関ドアも一考です。