玄関ポーチは、雨や風、雪が吹き込まないような工夫をすることが重要です。
その工夫の一つが庇(ひさし)です。
家が建てられている敷地が狭かったり、玄関と接道している道路が近かったり、敷地条件や外観デザイン上、玄関ポーチに屋根や庇がない家があります。
でも、積水ハウスシャーウッドの新築一戸建てに住んでみて、初めて分かりましたが、庇はあった方がいい…
雨天の場合、外出時に傘をさすことなどを考えると雨よけは必ず必要ですから。
庇(ひさし)は、帽子のつばのように建物に入り込む日差しを調整したり、雨を防いだりする役割を持っています。
窓・玄関ポーチ・バルコニーなどの上部に、突き出すような形で取り付けられた片流れの形がほとんどですが、住んでいる環境や気候で選ぶ庇…もあります。
つまい、雨や太陽の光、雪などを遮る庇ですが、その形状は地域によっていろいろ変わってくるのです。
雪が降り積もる地方には、雪の重みに耐えられるだけの重厚な庇…
逆に雪の降らない地域には、雨や日差しを防ぐための薄型・軽量な庇がいいようです。
庇のデザインは、各メーカーから和風やモダンな外観デザインのどちらにもなじむデザインがいろいろでています。
庇は新築時にあらかじめ設けていた方がいいのですが、設計の際に庇を省いたりすることもあるのではないでしょうか。
後付にする場合は、雨や雪の落ちる方向をよく考えた方が良さそうです。
あまり高すぎない位置に設けることなどの注意が必要だと思います。
また、庇は省エネの観点からも、玄関や勝手口のみではなく南面全面に連続した庇を設置することで、より大きな効果が期待できます。もちろん、雨除けとして取り付けるだけでも、建物の寿命を延ばしてくれる…
そんな効果も期待できるんですよ。